自宅の断熱材を知ろう!DIYで使用できる断熱材とは?

近年ではDIYが流行していますが、断熱部分も自分で行いたいと思った場合には、素人でも使用できる断熱材を選ぶことが重要です。この作業は、壁紙や内装材を剥がして行うのが前提となっています。簡単にDIYができるアイテムとしては、硬質ウレタンフォームが挙げられます。硬質ウレタンフォームで断熱したい場合には断熱性能が高いものを選び、接着強度が高いかどうかという点も重要です。接着強度が高いほど気密性が高くなります。

また、密度の高さもポイントとなります。主に独立気泡と連続気泡という種類から選べるのですが、特に空気を通さず断熱効果が高くなっているのは独立気泡です。防火性もきちんとチェックする必要があります。ほとんどの製品で難燃剤という成分が配合されていますが、中には含まれていないものもあるため、きちんと入っているものを選ぶことが大切です。部屋全体を断熱するのは少々難しいことですが、ちょっとしたスペースや、立体的になっていて他の断熱素材を貼り付けられないという部分にはおすすめのアイテムといえます。

防音したい時には、セルローズファイバーという素材がおすすめです。新聞紙や古紙などを主原料にした断熱材で、調湿性にも優れています。ただし、値段も比較的高い素材の上、リフォームしようと思っても取り扱っている業者が少ないです。取り扱いにも専門の講習が必要ですので、DIYするのは難しい素材といえます。

ロックウール・グラスウールは、ホームセンターなどで比較的簡単に手に入れることが可能です。安くて、厚さやサイズも豊富ですので、希望に合った素材を見つけられます。
DIYする場合には素手で触るとちくちくしてしまうため、作業中は手袋必須ですが、袋に包まれているタイプであれば手袋なしでも作業可能です。
グラスウール・ロックウールは結露のできやすい断熱材となっているため、自分で施工した場合でも必ず防湿フィルム・防湿シートなどで湿気対策を行います。

炭化コルクは高い断熱性と吸放湿性があり、化学物質を使用していないため人体に優しい素材です。原料となっているコルクには天然の防虫効果もありますが、高価ですのでDIYで使用するには難しいと考えられます。様々な断熱材がありますが、基本的には壁紙などを剥がすことが必要です。元に戻す作業もあるため、かなり時間と手間がかかります。隙間などがあるとそこからカビが生えてしまう恐れがあることも、十分理解して行うことが大切です。無理をしたくないという時には、塗料タイプや壁紙タイプの断熱材を利用します。